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長七屋ブログ

2019.01.14

沖縄でしか売られていないホタルガラス

長七屋がホタルガラスを作るようになったきっかけは、取引先のホテル様の声でした。
「沖縄で売られているホタルガラスは全て県外や国外で作られているのに、
実際お客様は沖縄で作られていると思って購入されているケースが多く、
ホテルで販売している私たちとしてはどこか心苦しくて、なんとか県産品のホタルガラスを作っていただけませんか」
というものでした。

「今までになかったホタルガラスを」
現状を知った私たちは早速、社内で話し合いをしたのですが、正直当初はあまり乗り気ではありませんでした。
というのも長七屋は職人が集まる会社でしたから、他人がすでに作っているものを真似ることに抵抗がありました。
そこで何度も話し合いを重ねて出した答えが、今までになかったホタルガラスを作ることでした。
更に加えて私たちの原点である、物づくりで人を幸せにすること。
この二つをテーマに新しいホタルガラスの完成に向けて本格的に取り組むことになりました。

「長七屋オリジナルホタルガラス・七海シリーズ」
今でこそ、多くに方に選ばれるようになった七海シリーズですが、
開発時は意見がまとまらない事や技術的な問題が山積みで、なかなか思うような作品になりませんでした。
もともと七海シリーズは沖縄各地の海を再現させることだったのですが、沖縄の海はどこも一緒だという意見や、
更に微妙な海の色の違いを安定的に作る技術力はとても難しく無理ではないかという意見が大半でした。
ですがとにかくやり抜こうとあきらめずに続けてやっと出来たのが七海シリーズ最初の「ケラマブルー」でした。
慶良間諸島の薄いエメラルドグリーンから濃い青に変化する美しいグラデーションをガラスで再現することが出来た時は
本当にうれしくて苦労の甲斐があったといえるものでした。
更に商品化してしばらくすると、お客様からの声が続々と届くようになりました。
「ケラマにダイビングに行ったから記念に買いました」
「毎年ケラマに行くのだけどケラマの海にそっくりで思わず買っちゃいました」
「こんな想い出になるアクセサリーが欲しかったので嬉しいです」
この他にもたくさんの嬉しい声を頂けるようになりました。
そのような声をバネに、今では「ケラマブルー」のほかに
「イシガキブルー」「ミヤコブルー」「オンナブルー」「ヨミタンブルー」「モトブブルー」など
それぞれの地域の海を再現した七海シリーズが商品化されています。
もし、長七屋直営店にお立ちより頂く機会がございましたら、是非写真では分かりづらい微妙な海色の違いをお確かめください。

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